パタンとドアを閉めて、ゆっくりと鍵を閉めた。



唯人君はもう部屋に入ったかな…?




唯人君…



唯人君…




この気持ちは何なんだろう。




わかんないや。




でも、隣の部屋に唯人がいるってゆうのが



私をドキドキさせるんだ。



何なんだろう…




私は、窓を開けてベランダに出た。



「…ふぅ……」



ドキドキが止まらない。




本当はね、思ってたよ。


唯人君なら来てくれるって…




ひとりでタクシーに乗りながら



唯人君なら迎えに来てくれるって



思ってたんだ。




ねぇ、唯人君



この気持ちを何て言うのかな?




これは、好きって言えるのかな?



わかんない。




唯人君…




「苦しいよ……」




苦しい。



唯人君を想うと



苦しいんだよ……