春なのに、まだ少し肌寒い。



私は自販機で温かいミルクティーを買ってフタを開けた。



口をつけて、ミルクティーをゴクゴクと喉に流し込む。




お酒を一気飲みするみたいに、ミルクティーを全て飲み干した。




今頃、唯人君は私を捜してるだろうか……




私が部屋にいなくて、びっくりしてる……?




「…ははっ……バカみたいっ…」




ずっと…唯人君のことばっかり……




バカみたい……




本当は





見つけて欲しいって思ってる。






抱きしめて欲しいって思ってる。




あの夜みたいに…





私を見つけて欲しい……