知らないうちに涙がこぼれる。

普通に見れば、なんて弱いやつ。と思われるかもしれない。

この辛い過去を知っているのは、夏1人だから。




そんなときに、守ってくれたのは慎(まもる)だった。

沈黙を破り、音を立てて席を立つ。

『ガラッッ』

『誰だよ、こんな事書いたやつっっ!!絶対許さねぇ!!!』