「久しぶり」

病院にいるという母からの電話で

あたしは病院へと直行した

「おぉ、ひかりっ!ごめんなぁ、お父さんのせいで」

「…めっちゃ元気!!!」

お母さんはあたしに歩み寄る

「あれでも危ないのよ。優しくしてやってよ」

小声でつぶやいた

「あたし、学校どうすればいい?」

「あっそれそれ!近くに、工業系の高校があるのよ。そこ、見学の予約してあるからいってらっしゃい」

病院へ来て今度は学校行けって…

「はぁ、わかった」

「あっ、制服着てってね?」

「はぁい」

あたしは病院から実家へと向かった