そんな高望みはしちゃいけないって、気持ちにブレーキをかけた。

”とまれ”の旗が頭の中に上がった。

人を好きになると突っ走りたくなってしまう私。

好き好き!って気持ち100%全開の超特急。

相手は、蛇ににらまれたカエル状態。

必ずゲットしていた。

自分で言うのも変だけど、特に変わり者でもなく、普通の女のようである。

て、いうか、何の取り柄もないって事か・・・。

無難な女だったのかもしれない。

確かに私も、無難な男の人を選んでいたのかもしれない・・・。

そんな私って、男の人にはどんな風に映っているのだろうか?

私には、高校卒業と同時に終わった恋があった―――