生徒会室に入れば、待ちわびていたかのように先客が話しかけてきた。

「かいちょーおそい~」

「見事な倒し方だったな」

「仕事……する」

はい、私生徒会長をやっているんです。

1年の私が何故?とも思いますが、校長の気まぐれとしか言いようがないそうです。生徒会で1年は私と杉本君だけです。

「ほら、何時まで騒いでいるのかしら?仕事増やしますよ?」

雅先輩の一言でそれまで喋っていた面々は黙って仕事に取り掛かりました。

一番最強なのは雅先輩ですね。

少ない女子の1人で2年ですが、3年も雅先輩にはかないません。
何故、雅先輩が会長ではないのか凄く疑問です。