それからしばらく沈黙が続き、気付いたら自宅の前だった。
「あっ悠斗くん、家ついたから…今日は送ってくれてありがとう。」
街頭のおかげで悠斗くんの顔がはっきり見える。
いつもの爽やかスマイルで
「全然大丈夫だよ。」
なんて言って笑ってみせるからまだ好ぎがふえる。
ほんと、罪な男だなぁ…
「じゃあまた明日!」
そう言って別れを告げ、歩き出す悠斗くん。
離れたくないなぁ…
なんて思ったり、
彼女なら今すぐ抱きつけるのに…
とか考えてみたりしてるうちに、夜の闇で悠斗くんの姿は見えなくなった。
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