更衣室から出て周りを見渡す。
けして綺麗な海とは言えないけど…やっぱり夏の海は素敵だな…
「菜々子〜!雪乃〜!こっちこっち!!!!!」
クラスメートの女子の声がして走ってみんなが集まっている場所に移動した。
たくさん男子がいるのに…やっぱり私の目にしっかり映り…私を離してはくれない…
圭吾も…参加してるんだ……
彼女、こんなとこに来て怒ったりしないのかな……
そんなことを考えてしまう私は…やっぱり最低だよね…幸せを願ってるはずなのに…やっぱり願えないんだよね…
ごめんなさい…
私はそっと圭吾のことを見つめる…
近いのに…遠い……あなたとの距離はもう縮まることはできない………
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