「何かあったの…?昨日、夕食の時も下におりて来なかったし…京介も心配してたよ…」



お兄ちゃんも香苗さんにも迷惑かけてたんだ私…



「ごめんなさい…何でもないです…」



「何でもない訳ないでしょ?京介と結婚して…このお家に一緒に住むようになったけど…こんな雪乃ちゃん見るの初めてだもの…ほっとけない…」



そう言って香苗さんは私に優しい笑顔を見せてくれた。



「ちょっと色々あって…けど…大丈夫です…もう自分の中で決心できてるから…」



「そっか…それならいいんだけど…ちゃんと今日からいつも雪乃ちゃんに戻ってね…」



いつもの私……か………



「はい…心配かけてごめんなさい…」



「もう学校に行く準備しなきゃだよね!じゃあ私も会社に行く準備してきます!!」



香苗さんはそう言ってニコッと笑って私の部屋から出て行った。











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