「俺にとって大切な女は…雪乃だけなんだよ……守ってやりたい、ずーっと一緒に過ごしていきたいって思えるのは…」
圭吾は最初にそう言った…
「俺の夢は…将来本当にパティシエに…本当になりたいと思えるようになれたのは…雪乃と出会えたからで…お前の笑顔を知ったから…」
「私…の……笑顔…?」
「うん…俺は雪乃の怒った顔に驚いた顔に泣きそうな顔に泣いた時の顔に凄く嬉しそうに笑った顔…全部好きだけど……幸せそうに笑う雪乃はやっぱり別格…」
そう言って圭吾は私に久しぶりに優しい優しい笑顔を見せてくれた…
少し切なくなってしまう…
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