勘違いさせちゃったよね…
「違うから…違うから……今まで圭吾と過ごした時間…全部宝物だから凄く幸せだったから」
「1人にして悪かった…ホントにごめん…ごめんな…」
そう言って圭吾は、私にダウンジャケットをかけてくれた。
ダウンジャケットからは、圭吾の優しいぬくもりに優しい匂いを感じた…
「圭吾…もしかして…今までのデートコース全て回ってきたの?」
「えっ……あ〜…まあ……てか、早く家帰ろ…雪乃の体かなり冷えきってるから…」
なんて言葉を濁して言った圭吾だけど…きっと…全部行ってくれたんだよね…
圭吾…やっぱり私…愛されてるね……
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