ゆっくりとバス停にあるベンチに座って…




目を閉じた…



あの頃はまだ夏で…暑い毎日が続いてる中での人生初くらいのハプニングだったな…





学校の時計台は12時15分と表示していた…



あと…45分……



やだな…また私…期待してる……圭吾が来るって…



そして…また優しい笑顔で…



『雪乃どうしたの?』って言ってくれることを。



私…期待しちゃってる。



優しいとこに甘えようとしてる……だからまた自分の正直な気持ちを言えなくなるのかな…




優しい圭吾を望んでいるのか……私のことをちゃんと叱ってくれるのを望んでいるのか…



もう…わからないよ……圭吾…










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