「えーと、あの、お客さん・・・?」





「えっ、あっ・・・」





今気づいたように狼狽する彼女さん。




「ホラ、アピ。」




彼氏さんが言ったら、しぶしぶアクセサリーの棚に近づく彼女さん。




「い、一番安いのねっ!じゃないとうけとらないからねっ!」





「はいはい、これなんかは?」




「ちょ、ひとの話聞いてる!?安いのでいいってば!」




わぁうらやましい。




「ニヤニヤすんなアホ。」




ライちゃん・・・




「ライちゃんは、たしか彼女いなかったよね?」





「は!?い、いねぇよ!」



え?なんでそんなにあわてんの?



「ライちゃん、もしかして・・・」