「えっ?」


「だから、もう空とは長く一緒に
居られないと思う。」

「そんなコト、、、っ」


あたしはもう涙で言葉が
出てこなかった。
 

―――分かってたから。


そんなコトが起きるんじゃないかって
分かってたから。


こんなに早くカウントダウンが
近づくなんて…。


「だから俺、もう決めたんだ。
 もし、余命とか言われたら、
 病院にこもって治療はしない。

 最後の思い出を作るのに使うって。

 空と…」


蒼の口から言葉が止まった。