土手には遠くを眺めた柚子がいた。


「柚子!」

「空。。」

柚子は目を真っ赤にして泣いていた。


「そらぁぁぁ!」

「何があったの!?」

「もう生きていけないよ…」

「柚子。まず何があったか話して。」

「実は…」


柚子の話を聞いてあたしは
驚きと動揺が隠せなかった。


柚子とは遊んでなくて、
メールとか電話とかで、
何一つ知らなかった。