渡した白いケースの中から出てきたのは、いろんな薬だった。


それを飲んで少しの間、そのいすに座ってると落ち着いたみたい。

さっきよりか、断然、顔色も良くなってる。


「何があったか話せる?」

「あぁ。。。」

「ほんとに大丈夫?」

「あぁ。
 その前に試合、勝っただろ?
 おめでとう。」


いつもの笑顔。。

それで、さっきの焦りから開放された。


「ありがと。。。」


「俺のコトは大丈夫だから。」

「大丈夫じゃないよね?
 ホントのこと言って?」

「ホント。だから…」