よく見ると、汗がにじんでる。


「蒼?何かあったの?」

「・・・」


顔も青ざめてる気がする。


「ねぇ。何があったの?」

「・・・」



とりあえず今にも崩れそうな蒼を支えて、近くのいすに座らせた。


「蒼、大丈夫?」


あたしはなんだか焦ってた。

蒼がこんなに苦しそうなのを初めて見たから。


蒼の口が少し開いた。


「…かばんの中から、白いケースを取って。。」


いそいでかばんから、それを出して、渡した。


「薬ケース。。。」