もう、わけがわからない。

それでも心は素直。

とても、素直。

ついこの間まで、蘇芳のように黒みを帯びて焼き付いていた感情が、今はとても鮮やか。

晴れ晴れしい。

殿の妻は、私。

そう思っている。

正室は、私。

殿が好き。

愛している…。