――5年後



「ほらっ。やっぱり俺ら
巡り逢えただろ。」

3年間だったつもりが
勉強することが多くて
5年間になった。

そして
日本に帰ってきて
自分のイタリアレストラン
を開くことができた。

そして今、その店に
史香が女友達と来た。


目の前にいる
史香の目には
だんだん涙が
うかんできている。



「お前の事
ずっと想ってた…」


「私も……」



俺は強く抱き締めた。




一生離さないようにと

想いを抱いて――……






FIN