「私の名前は茶菓川唯呼。区立第三高校に通う高校2年生。
分け合って今は一軒家に一人暮らし中。」

ピンポーン!!

「おはよう唯呼!!
急がないと電車に遅れるょぉ」

「はいはぁーい!!」

いつも唯呼の事を迎えに来てくれる親友の仲山景子。
幼稚園の頃からずっと仲良しで唯呼は景子の事を姉のように慕っていた。

「唯呼まだぁ?
本トに急がないと間に合わないょ」

「景チャンごめんねぇ
もうちょっとだから…」

「本トに何で唯呼はいつもいつもこんなに準備が遅いのょ!!!」

景子は玄関でブツブツ言いながら唯呼が出てくるのを待つのが日課になっていた。