「でもさ、彩ノン、雅紀くんがあのままで良いの?」

「仕方ないよ。約束だし」

「え?約束?」



そう。
雅紀と私の関係が180度変わったアノ日から、私達の間には、ある約束ができた。














「。。。」


「彩ノン?どしたの?」


「は。あ、ゴメン。ボーッとしちゃった。」


「なんか嫌な事思い出させちゃった?ゴメン。。」


「そうじゃないよ。ただ、あの日から、もう結構たつんだなーとね。。」


「そうだね。あれは確か高2年の秋だったね。。」


「もうすこしで1年か。早いね。。春香にアノ日も夜から朝方にかけて電話したね。。。」


「そうだね。彩ノン。本当に死んじゃうかと思ったよ。。。」


死んじゃうかと思った






うん。。。
死んじゃおうかと思ったよ。。



でも、春香に話しきいてもらって本当に救われた。この先、絶対に、私はクラスから、学年からハブかれると想像はついていた。。


だって。雅紀だよ。
あの、佐々木雅紀だよ。 雅紀は学年の中でも常になんでもトップだ。運動、勉強、容姿。。すべてそろっている。

そんなマンガの中から出てきたような奴と中2のとき付き合った時も、学年中、学校中から嫌がらせを受けた。。

ただ、あのときは男子が庇ってくれたんだっけ。。


付き合って半年くらいで、だいたい嫌がらせは減ったけど。。。


今回は別れたからな。
本来はライバルがいなくなったと言って女子達は喜ぶんだけど、、、

別れた理由が私が原因だから、みんな、雅紀が可哀想とかで、また嫌がらせをうけてる。今回は男子にも、汚い目で見られている。。