「古文の坂下が風邪で五時間目は自習らしいぞ〜。課題を進めるようにだってさ!」







お昼休みが終わり、次の古文の授業の準備をしていたらクラスの男子が教室の扉を開けてルンルン気分で入ってきた。





「ラッキー☆なにすっかなぁ〜。」





みんなは次々と席から立ち上がると友達通しで集まったり、昼寝をしたりマンガを読み始めたりと好きなように行動し始めた。









みんなバカ?自習って言ってんじゃん。







って言えたらスッキリするのにね(笑)















とりあえず、私は古文の教科書を開き黙々と課題を進めた。。
私は良い成績をとってちゃんと就職してお店の店長に恩返しするって目標があるんだ…。。













この五時間目の時間を勉強に使ったのは、おそらく私と、良い大学を目指している学級委員の加藤さんだけだったかもしれない(笑)。