雨が降りだした

小さなネコを拾った

震えながらボクの腕の中

縋りついていた


今ボクの隣にいるキミ

スリスリと頬すり寄せ

「寂しい…」と

瞳潤ませて言った


その時思った

キミはなんだか

気まぐれで

でもなんだか憎めない

ネコみたいだね