あと1回は6年の時に同じクラスだった奴。
夕鳴彩女(ゆうなりあやめ)。

「好きなんやけど…
 付き合ってくれん??」

あの言葉にはすっごいびっくりした。

夕鳴の事は嫌いではなかった。
けど好きでもなかった。

だからすごい迷ったっけ。

数分悩んだ結果

「俺は…お前の事を嫌いではない。
 でも好きじゃないから……
 付き合うのはちょっと…」

周りには夕鳴と
仲が良いと思われる先輩が居た。

答えにくかった。

雰囲気が微妙だった。

「駄目?お願い。」

そんな言葉におされて
付き合うことになった。

本当はもっと好きな奴が居るのに…

周りの皆も知ってた。

そんなたびに

『俺の気持ちに築いてくれよ~』

と思う。