「でも…」



「えっ…」



「これだけ…」



「…っぐ!!」



突然、ポツリと小さく呟き、



再び、アメを引っこ抜いてきた先生は、



「っ!!」



ドキッ!!



あたしの唇に人差し指をあてながら、真っ直ぐ見つめてきた。



「あっ…えと…」



そして、真っ赤な顔でオロオロするあたしの唇をひと撫でし、



「そんなにキス…してぇのか?」



「えっ!!」



ドキッ!!



ニヤリと艶っぽい笑みを浮かべると、



「でも…お前は“おあずけ”…な?」



「っ!!」



ドキンッ!!



まるで見せつけるかのように、その指をペロリとひと舐めした…。





end...