“どーする?”って…



そんなの、わかってるくせに…



あたしの答えなんて、



わかってる…くせに…。



あたしは先生が好きなんだよ。



大好き…



なんだ…よ…?



“離して”



…なんて、



そんなの、“離さないで”って言ってるのと同じことだって、



わかってる…



くせ…に…



………



イジワル…



先生の…



イジワル…



でも…



「……好…き…」



「は?」



ゆっくりと目を開けたあたしは、



「離さない…で…。セン…セ…」



「あっ…」



大きく目を見開く先生を真っ直ぐ見つめながら、



「離さない…で…」



ポロリと涙を零した…。