私たちは教室に戻るなり担任について語った。

「見た??百桃、目がハートだったんでしょ??」
うっ!!バレちゃいましたよ、私!!
さすが…未梓…見通しちゃってる…
でもっ!!
「なるはずないよ、ひーつじっ!!」
「本当?何か嘘っぽい!でもウチ憧れる!禁断の恋~」
「はははっ!私は嫌だなぁ…」

そう言ってる間に工藤先生は教室へ来た。

「あー、さっき紹介がありました、工藤澪です。
宜しくお願いしますっ!!」

「はいっ!先生っ!」
「あ、はい?」
「自己紹介してください。趣味とか知りたいなぁ。」

今のはいつも明るい雛三沢洸【ヒナミサワコウ】。
サッカー部に所属の超イケメン!!!!
毎日2人に1人は告白されてるんじゃないかって
思うくらい…

「はい、えーっと、25歳の独身!趣味はサーフィンで、
日中はゲームしてます。俺、餓鬼です、マジで(笑)」

サーフィンか…
キュンってするスポーツじゃんっ
見てみたいかもしれないなぁ~アハハ。







「とりあえず今日はココまで!!明日も元気よく登校するよーにな!?」
「さようなら~」

私は気になりすぎて未梓を頼って質問しに行った。

「もうっ!!ウチ興味ないってば!!」
「ひつじーっ!!お願いっ!!一目惚れだもんっ!!」
「分かったから…静まって??んなら行くよ~」
「ありがと、ひつじ♪」

やっぱり、未梓って頼りになるなぁ~
私の大好きな未梓っ!!

コンコン。~ガラガラガラ。

「失礼します。工藤先生居ますか??」
「あ、はいっ!!」

「えーっと?」
「あ、先生について沢山知りたいです。」
未梓さん…やりますね?
私には出来ない真似…大好きっ!!

「俺について?珍しっ!いーけど、ちょい待ってて??」

「ハイ、ココからは百桃が頑張りなっ!!」
と一言だけ言って逃げる未梓…
「え、ちょっと未梓??」
「じゃーねっ!!」
…え??
待ってよ…私に2対2はムリだからーっっ!!!