通り過ぎる 見慣れた街 懐かしさが蘇る
走るあなたの背中を いつも追いかけた

新しい街 春の匂い 感じては噛み締める
ここは違う土地なのだと あなたはいないのだと

記憶の中のあなたは
いつでも鮮明に思い出せる

だから、どうか、せめて…
あなたの記憶の中の私 誰よりも1番の友達でいさせて

恋の花が芽吹くとき
ほら また あなたを探す

綺麗なままの記憶を
どうか ずっと アルバムにしまって


ゆらめくのは 蜃気楼 私たちの生まれた街
新しい街に重ねて 綺麗な記憶を愛でる

人は流れ 世界は廻り 時間はもう戻らない
知ってても足掻きたいのは それが大切な時間だったから

雪の下の花が
待ち望んだ春の色を付けるように

あれや、これや、それや…と
私を無視して進む時間
心の傷口に新たな種を落とす

愛の種を育てましょう
きっと それが 薬になるから

綺麗な恋愛じゃなくていい
ただ もっと 誰かを感じたいの