大丈夫って、そんな問題じゃないだろ?

男子校って、私一応女だし?



『だから、蓮には男として高校に通ってもらいたいの…………いいでしょ?』




私の考えている事が分かったのか、母が言葉を発した。



まだ、頭が着いて行かなくて必死に整理しようと頭を働かせた。


男として?いくらなんでも無理があるんじゃ?

てゆーか、無理だろ?


で、でも話はもう入学するって勝手に進んでるし…。

でも、やっぱり――




だけど男子校ていう事だったら、あんな思いしなくてすむんだよね?



なら、


「別にいいよ?男になっても――」






気付けば私はそう答えていた―――――。