「あ!ハンカチ拾ってくれた人!!」


「そーそ!覚えてくれてて良かった」




 たかしくんは、優しく微笑んだ。


 ……うれしいよ。




「おー!!似合ってる!!」

「ってかお前、ハンカチなんか
 持って来てんの!?女だなーっ」


「あたしだって持ってきてねぇのに!」

「お前は男だろ!!」

「はぁ!?ナリ!!!」

「ぎゃぁ!!な、祐介。
 似合うてるよなぁっ!?」




 静かに席に座った
 ゆーすけくんは









「……似合ってるんじゃね」






 って、照れながら言ってくれた。





「…ありがとぉ~~~っ!
 ゆーすけくっ…」 


「げ、鼻水つけんな!!!

 ってかお前、今何ていった…?」


「グスッあり、がとぉって…?」

「そのあと!」