「ありがと…旭ちゃん」

「いえいえ♪ヒマの為なら」




 旭ちゃん、だいすき…











   ふわっ





「悪ィな、旭。

 コイツちょっと借りてく」



「なっ!?祐介!!待てよ!」



 あたしは、ゆうすけくんに
 担がれて

 廊下を進んでく。



「ゆうすけくん!あたし、歩ける…っグスッ」

「泣いてんだろーが。いいよ」



 優しい…。

 流石、榊さんの息子さんだぁ!!





「このへんでいいだろ…」




   ストンッ




「あのさぁ」

「うん…?」



「俺が!渉の子供だって
 言うなよ!?」