あなたの声を聞いた


あなたの夢を見た


あなたの姿を想像した





瞼を閉じてあなたのことを考える


考えることなんて他にも沢山あるのに…


ただあなたの事だけを考える




そしたら堪らなく会いたくなって手帳を開くの



真夜中にだよ?




必死に手帳を手繰り寄せ、ささやかな灯りをともす





あなたは、こんな私の姿を見たら笑うかな?




あなたはほんの一瞬だって言った



留学なんてあっという間に終わるからって





そばにいてって言いたかった


行かないでって





それが言えなかったのは、あなたが堪らなく好きだったからなんだ



手帳を見るたびに泣くのは泣きたいくらいに好きだから






ああ、まだ…あなたは戻らないね