連れて来られたのは庭にある花畑。

「雅、何でも言うこときくって言ったな?」

「う、う~ん・・・?」

「じゃぁ、目閉じて」

「何で!?」

「いいから」

何?恐いんだけど!!

「殴らないでねっ!!」

「ハァ?俺は女の顔は殴らねぇよ」

よかった。
私は安心して目を閉じた。
それがいけなかった。

チュッ

「!?」

「ごちそうさま♪」

「何した!?」

「ん、キス?」

キス―――――――・・・!?

「わ、私のファーストキス、返せ!!」

うぅ~・・・
始めてだったのに。

「あ、ファーストキスだったんだ?」

「そーだよっ!!」

「やった♪雅の始めて1つ頂き☆」

ボッ
何故か私の頬が熱くなった。
しかも・・・何かちょっと、嬉しい。
何で?