「お静かに!!!はしたない。今声を上げた方はランクを1下げます」

うえぇぇぇ!?
厳しい・・。

「大森様は・・・そうですわね、あそこにお座り下さい」

先生が指さすのは一番端の窓側。
ホントは喜ぶ所だけど、ここでは一瞬たりとも気を緩めれない。

お洒落なイスに腰を下ろすと前の席の子が話しかけてきた。

「ねぇ、雅ちゃん。執事さんかっこいいね♪」

「あ、ありがと・・・」

「お友達にならない?」

えっ!!

「ホント?なるなる!!」

こうして私に1人、友達が出来た。