「大森様、何をしていらっしゃるのですか?早くこちらにいらしてください」

「は、はいっ!!」

担任の先生と思われる女の人が手招きしていた。

「こちら、今日から皆様とクラスメイトになられます。大森 雅様です」

「始めまして、大森 雅です。慣れない事ばかりですがよろしくお願いします」

「私、雅様の執事でございます、伊納 和也です。お嬢様を宜しくお願い致します」

「同じく、雄飛 貴羅です」

『キャーーーっっっっ!!!』

ッ何!?

『かっこいいですわぁ♪』
『何故あんなお方の執事なの!?』
『私の執事になってくれないかしら』

など、いろいろな黄色い声が上がる。
う、うるさい。