「ねぇ、パパ」

「ん?」

「どうして東京なの?」

「どうしてって・・・パパの憧れの地だから♪」

「・・・」

どうしてこの人はこんなにマイペースなんだ。
人の気持ちを考えずに・・・。

「まぁまぁ、雅。許してあげて?雅も東京は憧れでしょう?」

「そりゃ・・・そうだけど」

「じゃぁ、いいじゃないっ♪」

それとこれとは・・・話しが違うと思う・・・。
もぅいいや、諦めよう。

「雅、食器は自分で洗っといてね?」

「うん」