「そんな悲しそうな顔すんなよ。


俺にはお前がいるから、それで充分なんだよ。


嫌な事があっても、お前の顔を見ればホッとするんだ。


だから、ずっとここにいてくれよな」



そう言ってあたしを抱き締めた。



ガクの匂い。



あたしの愛しい愛しいあなたの匂い。



ずっと包まれていたい。



ずっとこうしていたい。



幸せ…。