私は断ろうとした。 でもお願いだからと言われて渋々ついて行った。 足の速さには自信あったから何かあったらすぐ逃げる覚悟で。 けれど、その人は私をある場所に連れて行った。 すごく景色の良い場所。 「あの、えっと・・・」 「あぁ、ゴメンね急につれまわして。」 申し訳なさそうにその人は言った。