啓介先輩?






そこには3年の啓介先輩がいた。




「グスッ、あの・・」




「何泣いてんだよ?」



優が女の子に告られてて不安なったなんて言えない。

啓介先輩は私と優が付き合ってるのを知っていて応援してくれてる。






「ちょっと・・グス、目にゴミが」




私は無理して笑った。







「俺は舞のこと・・」


啓介先輩がまだ言葉を言い終わらないうちに優が走って来た。

「舞!」



優は息を切らして走ってきてくれた。





「ハァハァ啓介?なんで」





啓介先輩は掴んでいた手首をパッと離した。