次の日
私は昨日のことを理紗に報告した。
理紗は驚いた表情で嬉しそうに話を聞いていた。
放課後私は屋上で学校からの景色を眺めていた。
外では、野球部の人達の声が聞こえる。
その時だった。屋上のドアがゆっくり開くと、そこには優が立っていた。
私は急に体が熱くなったような気がした。
でも私は何か喋らないといけない気がしたので隣で一緒に景色を眺める優に
「寒いね」
とか言って一人で喋ってると優がいきなり
私の頭に手をポンと置いて
「風邪、引くなよ」
って言ってくれた。
私はそれだけで倒れそうになるくらい嬉しかった。