「…じつはLOVEを期待するメールが物凄い数来てるんだ…」

「えっ」

「気になってはいたが…
まさか 自分のクラスにまで…」

「でも… LOVE何て書けそうなの?」

「いや…わたしじゃ一生書けない気がする…」
ポロ…←食べ物が落ちた音

「えっどーゆー事っ」

「想像つかんのだ…
…友情ものや夢を追う話はまわりを観察して想像してかけたが…
LOVEだけは自分で経験しないとかけない
わたしに LOVEの経験は… できん」
「… あのさ… 雪菜ちゃんは雪菜ちゃんのしたいようにすれば いいよ☆
今までもそうしてきたじゃない」

“私の… したいこと…”

ピルルル←ケータイの音

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====題名====
ユナピ先生へ!
わたし…いろいろあって いま引きこもりで外に出れないけど…
ユナピ先生の小説があるからあたしも生きようって思えるよ。
ありがとう!
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「ね」
「…そうだな…」

“わたしは…こんな読者に…
もっと喜んでもらいたい…
だったら…
やれるだけやってみよう”
「ユナピ流のLOVE小説をかいてやる」