「ねぇ、もしかして…」
「はい?」

声かけられた。

「今野沙夏?」
「そうですけど…」

「やっぱり。俺、保谷俊吾。覚えてるかわかんねぇけど、俺ら前まで一緒にいたよな?」

って言うことは、やっぱりこの人だったんだ。

「うん?はい?どっち?」
「うんでいいし。まぁ、何で隣にいるのか知らねぇけどよろしく。」
「私こそ、よろしく。」

やっと見つけた。

長年捜し求めていた人を。

「新任式行こうぜ。」
「うん。」


俊吾とは、体育館の入り口で別れ私は、新任の先生がいる所に行った。

今年の新任の先生と異動してきた先生は私もあわせて12人。

ここで初めての顔合わせ。