授業が終わって職員室に戻ると、携帯が光っていた。
隣に座っている俊吾は知らん顔。

メールの相手はもちろん俊吾。

--空けては置くけど、別に何もしなくていいからな。俺は沙夏と一緒に居れるだけで、幸せ(^д^)--


そういわれても…でも、何かはする!!

「プレゼント何いい?」
「これ。」

これって…今人気グループのCDじゃん。

「分かった。」

「もしかして保谷先生、今月誕生日!?」
話に混ざってきたのは、須屋先生だった。

「はい。それで、こいつしつこいんですよ。」
しつこいとか…ブーだ。

「いいじゃない。祝ってもらえるだけで。」

須屋先生何かあったのかな?何かいつもより暗い…


「どうかしたんですか?いつもより暗いですよ?」

「分かっちゃった?旦那とちょっとね…大丈夫だから気にしないで。」