しばらくすると、他の先生達も戻ってきた。

「まぁ、今年1年よろしくお願いします…」
「「お願いします!!」」

各学年ごとに集まって、挨拶をした。

「今は時間無いから、後でゆっくり話をすることにして、教室に行って下さい。」


俺は授業に必要なものを持って教室に行こうと席を立った。

「行かねぇの?」

仁藤先生の言葉に動こうともしない沙夏。

「行ってもいいの?」

とか言ってるし。

「一応副担任だろ!!」

自己紹介くらいしろよ。って内心思っている俺。


「分かった。」