「俊吾、何するの?」

「プレゼント中に運ぶの。」

車のトランクには、大きさと店名が違うラッピング袋が5個入ってあった。


「和室でいいの?」

「うーん。リビングの隅っこでいい。」

「分かった。」

小さめな袋だけを持って、中に入った。


「沙夏チャンそれ置いたら、ケーキの準備手伝って。」

「はい。」