「あ~ったく、何沙夏の事泣かせてんだよ。こいつ泣き止むまで時間かかるんだからな…
お前らで泣き止ませろよ。俺は知らねぇからな。」

放って置く気!?

「「…今野先生、ごめんなさい。」」

「…私こそ泣いたりしてごめんね。もう大丈夫だから。」

多分…

「さっきの話そこの廊下まで聞こえてたから言うけど、俺を好きになるのは別に構わない。でも、沙夏から俺を奪うような事は絶対するな。もししたら、許さねぇ。分かったか?」

「「…はい」」



怖いんだけど…


「生活ノート配るから、名前書け。そしたら明日の連絡言うから。」

「「はぁ~い」」


それから少し経って俊吾が連絡を伝えた。

「じゃあ、明日も元気に来いよ。さよなら」
「「さよなら」」

早く職員室に戻ろうっと。