家に帰って、奏太クンを寝かせた。
お母さんに伝えないと。絶対心配してるから。
『…あっ、お母さん? 奏太クンなんだけど、風邪だったよ。』
『そう。治るまで誰が看てるの?』
『多分、私になると思う。』
『何かあったら呼んでいいから。』
『分かった。ありがとう。』
「熱下がるまで保育園休みだな。その間誰が看ておく?」
「…私が看ておくよ。あっ、でも授業ある。」
「1日くらい、自習でいいだろ。それでも治らなかったら…父さんと相談する。」
「分かった。じゃあ自習課題として、プリント2,3枚やらせて。回収は気が向いたらするかもって言ってて。」
「あぁ。明日の事父さんには、俺から連絡する。」
「うん。」