「…昨日の水遊び悪かったのかもしれない。あいつズブ濡れになるまで遊んでたし…」

「そんなことしてたの? ってか、熱の他にどこか痛いとか言って無かったの?」

「さぁな。さっきまで元気だったのが、いきなり目とろ~んってしてて反応が鈍くなったってことぐらいしか知らない。」


「そっかぁ。琉耶のうつったとか無いよね?」

いくら近くにいなくても、家の中には菌があったし…

「うつってたら、うつってたで仕方ないだろう。 着いたぞ。」





診察の前に検温をしたら、38.0℃に上がっていた。

まだ、熱上がりそう。それに、車の中で咳も出てきたし…


「奏太クンどうぞ。」