それに気付いた時 わたしは急に怖くなった でも さっき感じたのとは違う… 谷君とサツキちゃんに 感じたもの… 麻由子の言うことも たぶん理由のうちの一つだと思う わたしには見せない顔 わたしの知らない世界 見せつけられたみたいだった わたしなんて入る隙がない気がした それが悲しかったのかな そして 身に降りかかるかもしれない わたしなんかに想像できないだろう危険への恐怖 それだけ だったのかな…