ある日の休み時間

麻由子と一緒に廊下を歩いていると



「あ!雨宮サツキ」



麻由子が小さく声を上げた



あまり好意的ではない視線の先に

サツキちゃんがいた



麻由子

サツキちゃんのこと

良く思ってないんだもんね…



ちょっと淋しいな…



でも

無理に仲良くさせることなんてできないよね…



サツキちゃんは教室のドアにもたれて

教室の中の誰かと話してるみたい



サツキちゃんに声をかけようとした



でも



できなかった